山形県寒河江市(さがえし)から来た「子姫芋(こひめいも)」です。
江戸時代よりもっと前から代々大切に種芋を継いで育ててもらいました。
この度、ご縁があって都会にデビューさせてもらうことになりましたので、
よろしくお願いします。
日本最大急流のひとつ最上川に面する寒河江市南部地区。水はけが良く肥沃な土壌は古くから里芋の栽培が盛んに行われてきました。その品質は高く、多くの農家が種芋を栽培し、生産農家のみに販売しておりました。そのため、近年まで市場に出回ることは稀で、現在も近隣の飲食店と直売所への供給に留まっているのです。
農家では収穫した里芋を翌年の作付時期まで保存しなければなりません。山形の冬は積雪と冷え込みが厳しいため、通常の保存では傷んでしまいます。農家は長年の経験により、適切な保存方法を会得し、長期保存による供給期間の長期化にも取り組んでいます。洗い芋を真空パックで販売できる設備も導入し、洗い芋の真空パックは若い世代を中心に大変人気になっています。