住み、心地。,移住・定住

移住・定住者インタビュー

Interviews with Migrants

実際に寒河江市に移住した方々にインタビューし、
移住のきっかけや寒河江の魅力など、普段の暮らしについてお話を伺いました。

國井 寧さん “寿齢の両親のために、Uターンを決意しました。” 寒河江へのUターンを決意したきっかけは?

寒河江へのUターンを決意したきっかけは?

私の場合は、両親の面倒をみる…というのが大きな理由でした。男三兄弟の次男なんですが、兄妹での話し合いを経て、いずれは私が両親をみる…と考えていました。私が56歳のとき、両親も80代に入り、そろそろ親孝行を…というタイミングで戻ってきました。後から、両親がとても喜んでいたと周りの人から聞いたので、嬉しかったですね。

Uターンにあたって不安だったことはありますか?

やはり、再就職ですね。首都圏の企業で、早期退職制度を利用したのですが、再就職の活動もしなくては…と思いました。嬉しいことに、小学校・中学校の同級生も心配してくれました。結果、ハローワークで仕事を探すうちに、人事の経験があったことから『うちで働いてみないか』と声をかけていただきました。ハローワークで契約社員として5年弱働いたんですよ。

現在の生活について教えてください

ハローワークでの仕事を5年ほど勤めた後でリタイアして、現在は複数のボランティア活動を行っています。きっかけは、ある会合で、小学校に絵本の読み語りをしている方と知り合い、『やってみないか』と誘っていただいたこと。
私は、海外での駐在経験もありましたので、英語での読み語りを自分が卒業した小学校でやることになったんです。実は、私の夢は、英語教師になることだったので、図らずも夢が叶った感じです。
今では活動の幅が広がって、市の振興審議会委員やさがえ未来創成戦略に係る外部有識者会議委員、シルバー世代向けのパソコン教室助手なども務めています。

寒河江への移住は、成功だったと思われますか?

もしも人に聞かれたら、絶対に寒河江への移住を勧めますよ。私はここの出身で同級生もいたんですが、寒河江は初めて住む人にも優しい街。事実、妻は今では自宅で茶道教室を開いて充実した日々を送っています。それにね、移住をしてからの夫婦仲が良くなったと思うんです。これまでは、レトルト食品を温めるしか手伝えなかった私が、朝食当番になりましたし、休日には“ちょっと行こうか”と、史跡や寺社にも出かけることも増えました。家庭菜園も一緒に楽しんでいますし、本当に寒河江に戻ってきて良かったと思います。